エボラ出血熱とインフルエンザについて

エボラ出血熱は、アフリカで見つかったエボラウイルスによっておこる致死率の高い感染症です。感染初期にはインフルエンザと同様に喉の痛み・せき・疲労感があり、そのあと発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛ときには胃痛・嘔吐や下痢をおこします。このことがエボラ出血熱の早期診断を難しくします。 しかしエボラウイルスはインフルエンザのように空気感染はせずに、感染者の血液・体液や医療機関で使った注射針などに触れることによって感染します。アフリカ以外の国では渡航者が持ち込む以外、自然発生する可能性はないと考えられています。エボラウイルス感染初期には、皮膚の発疹と胸の痛みもあります。インフルエンザは感染10日以降治っていきますが、エボラ出血熱の病変は急速に全身に広がって、高熱・食欲不振・結膜炎や消化器からの出血による血便などの症状がでます。さらに呼吸困難・意識障害・けいれん・内出血や腎不全の症状などもおこします。アフリカへの渡航者が帰国後インフルエンザ様の症状があるときは、医療機関を受診せずに保健所へ連絡する必要があります。



エボラ出血熱とその主な症状について

エボラ出血熱はエボラウイルスによる急性感染症です。初めてこのウイルスが発見されたのは、1976年6月でした。現在の南スーダンのヌザラで、男性が急に39度の高熱と頭や腹部の痛みを感じて入院し、その後、消化器官や鼻から激しく出血して死亡しました。...もっと見る